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2015年5月27日 (水)

自然に溶け込む音、溶け込まない音

1505tanbo今日は某ニューモデルの取材で、東京近郊の田舎に出掛けました。

田園風景が広がるとても素敵な場所があったので、「気持ちよくツーリングしている」シーン(走行速度は30km/hくらい)をカメラマンに撮ってもらったら……撮影後に彼がポロリと。

「梶さんはわからないと思いますけど、傍から聞いていると、このバイクの音は田舎に合いませんね。

美しい自然とか優しい雰囲気とかを踏み荒らしているような感じがします。音自体は大きくないんですが、音質がね……。

同じ音量でも、ハーレーだったらそんなことはないんですけど」

この言葉には、けっこう考えさせられるものがありました。

自然に溶け込む音と溶け込まない音。その違いはどこから来るんでしょうか?

ちなみにハーレーは「自然界に存在する色」「バイク以外の趣味を象徴する色」を基本にして、車体色を決めていると聞いたことがあります。

たとえば、バイクのほかにハンティングを趣味にしているオーナーなら、鴨の頭のグリーンと同じ車体色を選ぶケースが多いんだとか。すると出先で会った方が「あぁ、ハンティングも楽しまれるんだな」と気付いてくれて、同じ趣味を持った方々が集いやすいんだそうです。

もうひとつ付け加えるなら、「ハーレーで出掛けて行くのは自然の中。そこにバイクを止めたときに、自然の景観を乱してはいけない。一般の方々の気分を害してはいけない」という考え方がハーレーにはあると言います。

自分たちの「快」だけではなく、社会全体の「快」も考えたうえで、車体色を決めていく。そんな開発陣が作っているからこそ、音やスタイリングも自然に溶け込んでゆくのでしょう。なんだかんだと言って、ハーレーが高い人気を保ち続ける理由は、こうしたところにあるのかもしれませんね。

バイクが文化として認められるためにも、社会全体の「快」という視点でバイクや自分のウエアリング、走り方、振る舞いを見直してみることにします。


<追伸>

つい書き忘れました f(^^;

もし欧州で「BMWのバイクに乗っている」と言ったら、「それだけのお金と時間が意のままになる社会的地位にある」ことを意味するんだそうです。

「だってBMWに乗っていたら、1週間くらいかけて愛するパートナーと何か国も駆け巡ってくるのが当たり前なんですから」と、冒頭の話を教えてくれた方はおっしゃっていました。

最近のBMWはユーザー層の若返りを狙って、比較的リーズナブルなモデルを含めた他機種展開をしているので、こうしたとらえ方も薄まってきたようですが――社会に認められて初めて「文化」になるという点では、ハーレーと並んでわかりやすい事例だと思います。

日本の場合は、まだ「暴走族」とか「アウトロー」のイメージが強いんですかね? 1日も早く「いいご趣味ですね」と呼ばれるようになってほしいものです。

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