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2015年5月19日 (火)

エアレース初観戦 ― 日本初だからこそ②

意外と静か?!

F1カーやジェット戦闘機に近い迫力があるのかと思っていたので、エアレーサーの第一印象は「意外と静かだなぁ」というものでした。

花火を間近に見たときのような衝撃波も、においも、味もありません。つまり、五感のうちの視覚と聴覚しか刺激されないので、期待していたほどの臨場感がなかったんです。

ちなみにエンジンとプロペラは規定により共通となっており、機体は3種類が存在します。

水平対向6気筒
540_carousel_2エンジンは世界最大の航空機エンジンメーカー『ライカミング』製の空冷8849cc水平対向6気筒(左写真は540シリーズのもの/同社HPより抜粋)で、型式は「AEIO-540-EXP」。

このAEはエアロバティック(曲芸飛行)用、Iはフューエルインジェクション、Oは水平対向、540は540キュービックインチ(8849cc)、EXPはエアレース専用にチューニングされていることを示すそうです。

最高出力はおよそ340~350ps、機体の重さは540㎏。レース開始時の最高速度は370km/h、競技中の最大Gは「10G」に制限されていて、この数字を超えるとペナルティが課せられます。

会場各所に設置された大型モニターでデータを確認すると、おおむね300~370km/hで飛んでいることや、簡単に10Gを超えてしまうことがわかります。

参考のためにF1カーのデータを拾ってみましょう。

現在のエンジンの基本は1600cc水冷V6ターボで、ブレーキ回生システムや電動アシストシステムが組み込まれています。最高出力はモーターを含めて約850ps、車体の最低重量は701kg、コーナリング中の最大横Gは「4~5G」、最高速度は340km/h程度。

なるほど、エアレーサーが「空のF1」と呼ばれるのも、もっともですね。機体の動きも、F1カーに匹敵する俊敏さを誇ります。

3種類の機体は11:2:1

Ar12edge540_3Ar13mxsrAr14corvusracer540

●写真左:もっとも人気の高い機体はEDGE 540 V3/V2(アメリカ製)で、14選手中11選手がこれに乗ります。スチールチューブフレームにカーボンファイバー対象翼を組み合わせており、全長は6.3m、翼長は7.44mです。
●写真中央:14選手中ふたりの選手がMXS-R(アメリカ製)に乗ります。機体も翼もカーボンファイバー製で、空力特性を優先した美しいデザインが特徴とのこと。全長は6.51m、翼長は7.32m。

●写真右:エアレースの創案者でもあるピーター・ベネゼイ選手が乗るCORVUS RACER 540は、氏の生まれ故郷のハンガリー製。クロモリ鋼管フレームにカーボンファイバー対象翼を組み合わせ、最高速度は3機種中最高の444km/h(他機は約425.97km/h)を誇ります。

エアゲートでは機体を水平に

Ar01start

コース中に5か所設定されたエアゲート(左右にパイロンが並んでいるタイプの関門)は、機体を水平にして通過しなくてはなりません。

旋回中にゲートに差しかかる場合は、通過する瞬間だけ機体を「バンク状態→水平状態」にして、瞬時に再び「バンク状態」に戻ります。

機体がパイロンに接触すると、パイロンはスパッと切れる構造(ペナルティが課せられます)。その修復は90秒以内にできるように設計されているそうです。
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本題に入る前に、だいぶ長くなったので、回を改めます。

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